村田製作所への投資と円高による関係

円相場投資をする場合、円相場についてしっかりと把握しておかなくてはいけない銘柄があります。村田製作所は製造業であるために、業績に対して円高による影響が大きい企業の1つです。村田製作所の売上高の90%以上は海外に依存しており、国内での売上高はわずか数%しかありません。

円高になると悪影響を受けてしまうのが輸出産業の特徴です。例えば1ドル100円のときと120円のときを比較してみましょう。海外で10ドルの売り上げがあった場合、円換算での売り上げは1000円と1200円の違いが出てきます。国内で製造していれば輸入資源が安く手に入るというメリットもありますが、必ずしもそうではありません。1ドルが100円のときよりも120円のときのほうが、同じ分売ったとしても利益が大きくなるのです。
村田製作所ではコンデンサなどの電子部品が世界的なシェアを誇っています。しかし競争力が低下してしまえば別の会社に取って代わられるリスクもあります。投資をする場合、今が円高なのかどうかを判断して投資することも大切です。株式取引は平日の9時から開始されますが、為替相場は24時間動いていますので、株式取引が行われていなかった時間帯に為替がどのような動きをしていたかチェックすることも必要でしょう。

概ね輸出産業の株価は円相場と連動して動く傾向があります。また、日経平均を構成している銘柄にも輸出産業が多くありますので、日経平均株価も円相場と連動する傾向が強いです。円安に向かっているときほど株価が上昇しやすくなり、反対に円高になれば株価が下落しやすくなります。業績による影響も大きいのですが、単純に円の価値が高くなることによって相対的に株が安くなるのです。